好きなひとが好きな本を読む

辺見庸さんの「もの食う人びと」を読みました。


ご存じの方もいらっしゃると思いますが、さくらいくんが好きな本に挙げていた一冊です。好きな人が好きな本、と言うのはどんなもんなんだろうなと単純に興味を持ったのが最初。出掛ける予定がありその際の電車移動に時間が掛かることもあって丁度いいかなと割と軽い気持ちで読み始めました。

読み終わってから「食べることは生きること」と言う言葉がまず思い浮かんだ。私にとっては単純に面白いとは言えない本だったけども、とても興味深い本でした。この本がすごく好き、と言うさくらいくんも含めて。あと、なんでさくらいくんが世界のことに対してあんな興味を抱くのかなーと言うのが少しわかったような気持ちになりました。まあ所詮「ような気持ち」なのでホントの所はわからないけども。読後の素直な感想…と言うか、なんだろ、まあ正直に言うと結構ヘビィな内容もあるので、それに関することをなんの衒いもなく言ってもいいのかなって迷いがあると言うか。そもそも読み始めた切っ掛けが不純だし、私個人としては(元々考え込みやすいし思考が引き摺られやすいので)あまり得意な内容ではないし。そう言うのもあって上手く感想を綴れそうにはないけど、読んで色々考えるとさくらいくんの思考の片鱗に触れているようで、そう言う意味ではすごく面白かった。ひとまず、櫻井担である自分が思ったことはそんな所。あとは何と言うか、内容に寄り添う感想になっちゃうので、一言で言うとむつかしいです。私本を読むのって基本的に早い方なんだけど、この本はすごく時間が掛かったのね。読み始めてしまえばふつうに読めるんだけど、読む前にそれに向かう為の心構えがいると言うか。私の中ではそういう種類の本。
まあ私の中では非常に微妙な立ち位置になってしまった一冊ですが、そもそも最初からどフラットな気持ちで読めるなんて思ってもなかったしその辺りは想定の範囲内と言うか。機会があれば是非読んで頂きたいなと思います。本の内容云々と言うより、この本がすきなさくらいくん、と言うのを共有したいだけかもしれないけど、って改めて言葉にすると動機が不純すぎて^^まあ所詮おたくの考えることです^^


本とは何も関係ないけど、読後に改めてダヴィンチを読んで、泣けなかった人が年を取るにつれて涙脆くなるのに対して私は真逆で、昔はちょっとしたことで泣いていたのに年々泣かなくなったなあと思って不思議な気持ちになりました。だから最近思うけど、泣けないってすごく不安。悲しい、嬉しいと思うことと涙腺が繋がらないって言うのは過去の自分では考えられなくて、なんかおかしくなっちゃったんじゃないかなーとか考えます。まあそれもひとつの加齢の形なのかなあって思うけど。

なんか脈絡なく書いたけど、改めて読み直すと感想未満…まあ自分としては記録として読んだことを残したかっただけなので概ね満足です。あと髑髏城の七人の感想をちょっとでもいいから書いておきたいってずっと思ってるんだけど既に観劇から二週間が経過していると言う…。今更過ぎる。


あー、あとドラマね。決まりましたね。そっちの方の原作も随分前から読み始めてるんですけど、先にもの食う人びとを読みたくなってしまったので途中で放り投げている有様です。一言言うならあれで毒舌とかおっと誰かが来たようだ。と言う感じ。内容に関しては今の所前評判通りです色んな意味で。ドラマになるならまあどうにかこうにかなるんじゃないかなって思います(てきとう)。ざっくり言うとハードルは低いに越したことはないよね、と言う。まあ現時点でこんな感じなので、変革的な何かが起こってくれることを期待したい。私のモチベーション的に。あんまりマイナスなことを考えたくはないのでもっと楽しくなるようにと思ってはいるものの、そもそも共演者もさほど興味を引かれないなーと言うか包み隠さず言うと私好みの女子ではないので、そこまでアガると言うこともなく。あああああああああもっと私好みの女子と共演すればいいのに!!!!!!!と姑のようなことを思っています。いや女子との共演は普通に嬉しいんだ寧ろアガるんだ、ただ出来れば私の好みの女子とのツーショを見たいだけなんだクソッ…!みたいな。うん至って通常営業。私基本的にさくらいくんと女子のツーショット好きなんですよ…すごく好きなんですよ……と言いつつ、ポスターとか雑誌露出とか見たらまた変わるかも知れないし、と明るい未来を夢見ながら締めます。
そろそろいい加減ガチで性格悪い役とかヒールとかのオファーこねーかなって夢想しては空しくなるのでやめたい。うん来ないの知ってるよね…。世間がさくらいくんに求めるキャラクターと自分がさくらいくんに求めるキャラクターが違いすぎてからい。